イノベータ養成のためのサンドイッチ養育

プログラム概要

実績:若手研究人材の多彩なキャリアパス構築への取組

1.医学系研究科での取組 (平成17年から実施)

修士課程に『バイオ・メディカル創業プログラム』(平成17年度)、博士課程に『メディカル・ビジネスPh.D.プログラム』(平成19年度)を設置し、医療系高度ビジネス人材を養成する教育体制を整えた。

2.工学研究科での取組 (平成17年から実施)

平成17年度に「三重大学MOT(技術経営)プログラム実証講義」、平成18年度からは「中核人材実証講義」として地域産業界と協働した実践教育を継続している。本実証講義を基に平成20年度には博士前期課程に「創成工学コース」を開設した。

3.地域イノベーション学研究科の設置 (平成21年度)

産業界が求める「プロジェクト・マネジメントができる研究開発系人材」の育成に特化した新大学院として開設した。

三重大学では、以上の大学院教育の改革を行うことで、「大学院生に対するキャリアパス別人材養成」を実施する教育体制を構築している。

目標:イノベータ養成のためのサンドイッチ教育

「イノベータ養成のためのサンドイッチ教育」は、地域イノベーション学研究科が構築している「プロジェクト・マネジメントができる博士人材(PM型博士人材)」を育成する教育プログラムを三重大学の全ての自然科学系の大学院博士後期課程に拡充するとともに、博士号取得後の若手研究者をPM型博士人材へと変換するポスト大学院レベルの高度人材育成機能を構築する取り組みとして位置づけている。本取り組みを実施することで、本学における「理工系のバックグランドを持つ若手研究者を、法律、経営、知財等も理解するクロスボーダー産学官連携人材へと変換する教育プログラム」を完成させる。

体制:イノベータ養成のためのサンドイッチ教育

実践プログラム

内容:イノベータ養成のためのサンドイッチ教育

「イノベータ養成のためのサンドイッチ教育」は、若手研究者等を対象に、協力企業との長期共同研究(実社会プロジェクト)を活用した2段階のOn the Project Trainingを2種類の指導者による共同教育(OPTサンドイッチ教育)によって行うことを特徴としています。
第1段階OPTサンドイッチ教育では、研究開発を指導する教員(R&D教員)とプロジェクト・マネジメントを指導する教員(PM教員)が協力してプロジェクト・マネジメントに必要な知識と方法を修得させます。
第2段階OPTサンドイッチ教育では、協力企業において長期共同研究(実社会プロジェクト)をPM教員と企業指導者の指導を受けながら実施し、「プロジェクト・マネジメントができる博士人材」に必要な実践力を修得させます。

今後:イノベータ養成のためのサンドイッチ教育

地域イノベータ養成室を中心とした地域産業界との連携関係の構築に加え、 地域社会並びに地域経済の活性化に貢献する「地域シンクタンク」として機能 する三重大学地域戦略センター(RASC)の協力を得ることで、本事業の三重県 産業界における認知度の向上を進めています。具体的には、三重県商工会議所 連合会での本事業の説明、や県内で実施される産業展などでの事業紹介ブースの 設置、本学が実施する地域企業向けのセミナーでの本事業の説明など、本事業の 啓蒙活動を初年度から積極的に実施してきました。この結果、本事業の県内 産業界での認知度が高まり、三重県商工会議所連合会、三重県信用保証協会、 百五経済研究所などから本事業に参加を希望する企業の紹介を受けています。 また、個別企業からも直接、参加希望を受けるなどの事例が蓄積され、県内の 35社以上の企業と常時、本事業について協力を打診できる関係ができており、 実社会プロジェクトの組み上げと、養成対象者のインターンシップが円滑に 実施できる体制を構築しています。

また、地域戦略センターとは、今後も連携を深め、事業の充実・継続に向けて 協力体制を構築しながら進めています。以下の図のように、本事業における 地域イノベーション学研究科・地域戦略センターとの連携により事業内容の 充実を図ると共に、事業継続に向けて教育システムの充実を進めています。