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2012年更新
カテゴリ
教育学・心理学・哲学
キーワード
乳幼児 メンタルタイムトラベル エピソード記憶 自伝的記憶 自己 過去 未来思考 協同活動 集団づくり 発達

一言アピール

乳幼児期の子どもを対象に、保育研究や発達心理学的研究をおこなっています。


研究テーマ

  1. 乳幼児の自己およびメンタルタイムトラベル(時間的認識)の発達
  2.  子どもが、過去を思い出したり、未来を思い浮かべたりするようになるといった時間的認識の獲得を、自他関係の発達という視点から研究しています。すなわち時間的認識の発達は、現在だけでなく過去や未来の自己をも含んだ、より深い自己認識に関係するとともに、他者との関係も、"今・ここ"だけのコミュニケーション場面に縛られない、より長期的な関係として捉えることを可能にすると考えています。
  3. 保育場面における集団づくり(協同活動やトラブル、対人面で弱さを抱える子どもへの支援)
  4.  近年、対人関係に弱さを抱える子どもの問題が注目され、そのような子どもに対して大人の直接的な関わり方・指導の仕方を提案する専門書が増えています。もちろんそのことも大切ですが、保育の魅力は何と言っても友達の存在です。友達との協同活動や、トラブル場面での第三者の関与など、友達同士で助け合ったり、学び合ったりするような集団づくりを促す間接的指導の研究をしています。

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所属学会

●日本発達心理学会                ●日本保育学会
●日本心理学会                  ●日本教育心理学会

応用分野

●保育・教育分野

論文

●幼児期のメンタルタイムトラベルに関する研究の展望:時間と自己. 心理科学, 32, 63-81. (2011)
●幼児における未来の自己の状態についての予測:未来の不確実性への気づきと心配.発達心理学研究, 22, 44-54(2011)
●幼児における時間の中の自己:運動会の事前事後インタビューから.心理科学, 32, 64-74(2010)
●子どもの「見通し」に対する保育者の認識と手立て:10年間(2000年~2009年)の保育問題研究集会の提案より.保育問題研究, 244, 162-171(2010)

講演実績

●時間的な見通しは子どもにどのような意味を持つか.人間発達研究所発達診断セミナー(2010)

社会活動

●三重県教育委員会免許法認定講習(2012)

関連ホームページ