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2012年更新
カテゴリ
教育学・心理学・哲学
キーワード
インド哲学 仏教学

一言アピール

インド仏教思想を中心に研究しています。


研究テーマ

  1. 後期インド仏教の存在論、認識論、論理学
  2.  西洋哲学において扱われているような、「存在とは何か」「認識とは何か」「論理的に考えるとはどういうことか」という問題は、インド仏教においても詳細に議論されていました。現代人の我々にとっても有意義な数多くの論点が、そこには伏在しています。
  3. 後期インド仏教における顕教(密教以外の仏教思想)と密教の関係性
  4.  従来、インドの密教思想は、それ以外の仏教思想よりも優れたものであると考えられてきました。しかし、どのような理由で優れているのかという点については、必ずしもその全容が明らかになっていません。後期インド仏教の著名な学僧たちは、この問題について様々な視点から自説を展開しており、興味の尽きないところです。

著書

●「後期瑜伽行派の思想―唯識思想と外界実在論との関わり」,『シリーズ大乗仏教7 唯識と瑜伽行』(春秋社),査読無,pp.221-253,2012年.(共著)
●「インド思想における筏と洪水伝説」,『高校倫理からの哲学 別巻 災害に向き合う』(直江清隆・越智貢編,岩波書店),査読無,pp.46-50,2012年.(共著)
●「原始仏教と大乗仏教における「心」」,『高校倫理からの哲学1 生きるとは』(直江清隆・越智貢編,岩波書店),査読無,pp.98-101,2012年.(共著)
●「輪廻と解脱」,『高校倫理からの哲学4 自由とは』(直江清隆・越智貢編,岩波書店),査読無,pp.105-108,2012年.(共著)

論文

●「1822/23年の「世界史哲学講義」におけるヘーゲルの仏教理解」,『ヘーゲルとオリエント ヘーゲル世界史哲学にオリエント世界像を結ばせた文化接触資料とその世界像の反歴史性 平成21~23年度科学研究費補助金 基盤研究(B) (課題番号213200008)研究成果報告書』(神山伸弘編),査読無,pp.63-80,2012年.

講演実績

●「涅槃経の世界」(曹洞宗三重県第一宗務所平成24年度現職研修会,2012年9月6日,於松阪市「華王殿」)

社会活動

●伊勢国際宗教フォーラム世話人

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