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広報誌等

工学研究科 機械工学専攻

前田 太佳夫(左) 教授
鎌田 泰成(右) 准教授

[エネルギー環境工学研究室]環境にやさしい自然エネルギーを開発

前田 太佳夫 教授・鎌田 泰成 准教授

三重県で風車といえば青山高原を思い浮かべますよね。

当時久居市(現津市)の建設の際にも私たちは関わったのですが、実は三重大学にも実験用風車が2基あります(大学構内と附属農場に各1基)。

そのうちの1つ、大学構内に設置されたこの風車は、民間企業との共同研究を目的として設置されたものです。規模は小型ですが大型風車を山頂などの過酷な環境へ設置することを考えますと、研究としては、より実用的なサイズであるといえます。エネルギー自給率の高まりが期待されている中、日本の環境に適した高効率で安定したエネルギーを提供できる風車を開発したいと考えており、NEDOプロジェクトの一翼を担う研究開発を行っています。 

また風洞実験施設でも様々な研究が行われていますが、自動車関連部品メーカーとの空気抵抗実験や、住宅エクステリアの風に対する研究も行いました。地元企業との共同研究も重要な地域貢献として捉え、今後もエネルギー環境問題について三重県の企業のみならずグローバルな活動に繋げていきたいと思います。