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2012年更新
カテゴリ
教育学・心理学・哲学、看護学
キーワード
患者 看護師関係 人間関係 コミュニケーション

一言アピール

看護学生や看護師が患者やスタッフとの人間関係をうまく構築できるような教材(ソフト)開発を行おうとしていますので、ご協力をよろしくお願い致します。


研究テーマ

  1. 健康問題を解決するための看護学生と患者の人間関係技能に関する研究
  2.  患者の健康問題を解決するためには、看護師・看護学生と患者の人間関係を築くことが重要である。看護師では、患者の健康問題と人間関係の技能のひとつであるEI(自己理解、他者理解、問題解決能力)が健康問題を解決する能力と関係していたことが明らかになった。しかし、看護学生では、患者の健康問題とEIの関係性があったが、自己理解、問題解決能力が、看護師より低かったので、患者の健康問題を解決するためには、看護学生の自己理解、問題解決能力を高める必要が示唆された。
  3. 看護学生の人間関係技能影響する要因
  4.  少子化、IT機器が発達した社会で育ってきた若者は人間関係が希薄であるために、人間関係技能が低下している指摘されている。人間関係技能の1つであるEIに焦点をあて、看護学生のEIに影響する要因をコミュニケーション、兄弟、リーダシップ、社会的外向性、複雑な感情体験が影響していることが明らかになった。また、これらのEIに影響する要因は、必ずしも高い値ではないが、これらすべてが必要であることが明らかになったので、これらの要因を考慮し、EIを向上するような教育方法を検討する必要があることが示唆された。
  5. 看護学生の技術における思考過程
  6.  学生が看護技術を自ら考え、修得する方法を提示し、その効果を検討した。人間の行動を修正するには、体験→指摘→分析→仮説化→試行→指摘・・・・が有効であると報告されている。これらの過程を看護技術に適応し、演習を行った。その結果、指摘、分析を具体的に記載している学生は 仮説化が具体的になり、自分の技術を修正していた。このことより、客観的・具体的に観察できるような指導と、観察した内容を科学的に分析できるような指導が教員に求められていることが示唆された。

所属学会

●日本看護科学学会                   ●日本看護学教育学会
●日本看護学研究学会

論文

●Imura Kazumi Hayashi Tomoko ,Chie Ogasawara,Verification of a Conceptual Model of Emotional Intelligence,Nursing Goal Attainment, and Related Factors ,ITヘルスケア誌6(2),142-153,2011
●Kazumi I, Sachiko T, Miyuki A, Yoriko A, Shina G, Miyuki O, Emotional Intelligence In the Process of Relatlonship with the Patient, The 7th International Nursing conference, 34
●井村香積,高田直子,新井龍,坂ロ桃子,学生が体験した患者との関わりにおける困難と困難からの学び取り,滋賀医科大学看護ジャーナル7(1), 27-30,2009

講演実績

●教育評価について(松阪済生会病院)

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