HOME » キーワード検索 » 研究者名リスト () » 岩本 彰太郎 詳細

2012年更新
カテゴリ
医学・薬学
キーワード
小児がん 小児白血病 骨髄移植 小児在宅医療支援

一言アピール

小児がんの臨床と研究の発展及び小児在宅医療支援の構築に貢献したい


研究テーマ

  1. 骨髄間葉系細胞の免疫学的機能解析
  2.  骨髄間葉系細胞には、T細胞及び樹状細胞を含む抗原提示細胞といった免疫担当細胞に対する免疫抑制効果を有することは知られている。また、一方で、骨髄間葉系細胞が白血病細胞の薬剤耐性機序にも関与している。私は、骨髄微小環境という視点から、骨髄間葉系細胞の免疫学的機能解析を通じ、正常免疫担当細胞による抗白血病効果の誘導に必要な分子を研究している。
  3. 骨髄間葉系細胞と骨髄移植
  4.  骨髄移植における造血細胞の構築において、骨髄間葉系細胞は重要な働きをする一方で、移植後の移植片対宿主病(GVHD)の治療に骨髄間葉系細胞が臨床応用されるようになってきている。私は骨髄間葉系細胞のGVHD予防への応用を研究している。
  5. 急性骨髄性白血病における微小残存白血病細胞の同定法の確率
  6.  急性骨髄性白血病の予後は、急性リンパ性白血病と比し、まだ不良である。近年、急性白血病の治療反応性を多次元フローサイトメトリー法で解析することで、微小残存白血病細胞(MRD)を認める症例では、治療強度を上げることで成績の向上が認められるようになってきた。私は、急性骨髄性白血病におけるMRDを8カラー多次元フローサイトメトリー法で同定するシステムの構築を行っている。

所属学会

●日本小児科学会                     ●日本小児血液がん学会
●日本造血細胞移植学会                  ●日本血液学会

応用分野

●移植免疫                        ●免疫診断

論文

●The effect of azithromycin on the maturation and function of murine bone marrow-derived dendritic cells. Clin Exp Immunol. 2011.166:385-92.2011年
●Flow cytometric analysis of de novo acute lymphoblastic leukemia in childhood: report from the Japanese Pediatric Leukemia/Lymphoma Study Group. Iwamoto.S. et al Int.J.Hematol. 2011.94:185-92.2011年
●Mesenchymal cells regulate the response of amte lymphoblastic kukemia cells to aspara-ginase Iwamoto.S. et al J.clin.Inrest:2007.117:1049-57.2007年

社会活動

●小児がん診療及び小児在宅訪問診療の携わっています。