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2012年更新
カテゴリ
医学・薬学、看護学
キーワード
小児看護 感染予防看護 Clostridium difficile 感染症予防

一言アピール

子どもたちが、その子らしく成長発達しながら生活できるように、看護の立場から、子どもと家族の健康を守るための援助をしていきたいと考えています。


研究テーマ

  1. がん患児のClostridium difficile 感染症予防に関する研究
  2.  これまで、血液腫瘍疾患で抗がん薬治療を受けた長期入院中のがん患児を対象に、糞便中の毒素検出、C. difficile 分離培養、分離菌株における毒素産生パターンの同定、Polymerase chain reaction ribotypingによる解析、療養環境におけるC. difficile 分布と伝播経路に関する調査を行ってきた。その結果、がん患児からC. difficile が分離され、そのうちC. difficile 感染症と診断される患児もいた。PCR ribotyping解析結果から、患者間で数タイプの菌株が認められ、水平伝播の可能性が示唆された。さらに長期入院がん患児の入院する小児病棟において、療養環境のC.difficile による汚染状態を調査し、C.difficile が分離された。血液腫瘍疾患で初めて抗腫瘍薬治療を受けた患児から分離した菌株と療養環境から分離した菌株をPCR ribotyping し、比較した結果、患児の糞便からの分離菌株と療養環境からの分離菌株が一致した。療養環境から患児、患児から療養環境へとC.difficile が伝播し、がん患児においても医療関連感染を起こす可能性が示唆された。今後は、外来通院している患者も含めて検討していきたいと考えています。   
  3. 1型糖尿病児が病気をもちながら成長する過程に関する検討
  4.  毎年、東海地区小児糖尿病サマーキャンプに参加し、そこでの学習会の効果、サマーキャンプに参加した学生の意識変化に関する検討、サマーキャンプ参加したキャンパーやポストキャンパーの意識調査やキャンプの効果に関連した検討を行っています。1型糖尿病児が病気を持ちながらもその人らしく成長発達できる支援につながる研究を行っていきたいと考えています。
  5. 三重災害支援研究会
  6.  (関連ホームページ参照)メンバーとして、今後、災害看護に関連した研究も行っていきたいと考えています。

所属学会

●日本小児看護学会                    ●日本小児保健協会
●日本看護科学学会                    ●日本環境感染学会
●日本感染症学会                     ●日本嫌気性菌研究会
●日本小児がん看護学会                  ●日本災害看護学会

講演実績

●2012年7月 鈴鹿市ファミリーサポートセンター提供会員養成講座にて「小児看護」について講演
●2012年2月 厚生労働省委託 病児・緊急預かり対応基盤整備事業「みえ子育て支援緊急サポートネットワーク サポート会員研修会」にて「小児看護」について講演

社会活動

●東海地区小児糖尿病サマーキャンプ研究会世話人
●四日市市ぜん息児教室(デイキャンプ)検討会委員
●三重災害支援研究会世話人
●愛知感染予防ネットワーク事務局 

関連ホームページ