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2012年更新
カテゴリ
文学・言語
キーワード
日本古典文学 中古文学 物語 源氏物語

一言アピール

平安時代の物語文学、特に『源氏物語』を中心に、表現の研究をしています。同時に『源氏物語』の古注釈の研究にも取り組んでいます。一方で、平安貴族の生活や風俗、宗教などにも興味を持っています。


研究テーマ

  1. 『源氏物語』を中心とした平安王朝物語の研究 
  2.  王朝物語の頂点に立つ『源氏物語』がそれ以前の作品から何を取り入れ何を生み出していったのか、『源氏物語』の独創性とは何かを研究しています。 
  3. 平安和文の研究
  4.  源氏物語の魅力のひとつは、その高度に洗練された文章にあります。源氏物語の文章が平安の文章史の中でどのように生まれてきたのかも、明らかにしたいと思っています。
  5. 『源氏物語』古注釈の研究
  6.  『源氏物語』の注釈書『長珊聞書』を中心に、『源氏物語』の古注釈の研究にも取り組んでいます。各時代に加えられた注釈を見ることにより、その時代その時代に源氏物語がいかに解釈されてきたかを見ていくことにも強い興味をもっています。

所属

●中古文学会

応用分野

●『源氏物語』受容史               ●平安貴族の生活と風俗
●古典語の研究

論文

●『長珊聞書』の注釈―桐壺巻・葵巻から―『三重大学日本語学文学』第22号 2011.06
●「うつほ物語と源氏物語―自然の描写を通して―」『京都大学国文学論叢』 第24号 2010.09
●「「楼の上」の文章―形容詞・形容動詞に着目して―」 『国語国文』 79巻4号 2010.04
●「「もの」形容詞の意味と用法の発展―源氏物語の果たした役割―」『国語国文』 77巻6号 2008.06
●「中古における接頭語「なま」―形容詞に上接する場合―」『国語国文』 第75巻7号 2006.07
●「源氏物語の文体の一特質―形容詞の語幹+接尾語「さ」―」『文学』 岩波書店 第5巻第4号 2004.07

受賞

●第2回中古文学会賞(2009.10)

今後の研究テーマ

●平安王朝物語と斎宮               ●物語の時代と伊勢神宮

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