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産学官連携マガジン Yui−結−

HOME  >  産学官民連携マガジン Yui−結−  >  松浦 信男 代表取締役社長

万協製薬株式会社

阪神大震災を機に神戸から三重県多気町に移転、その後売上高が約50 倍になるなど急成長を遂げている。スキンケア商品に特化したアウトソーシングサービス業という新しいビジネスモデルを開拓し、自社技術の提案供与型OEM を行っている。また、「熊野古道クリーム」など自社ブランド製品の企画・開発・製造、他社開発製品の受託製造も行う。

松浦 信男 代表取締役社長

中小企業の経営者と大学が協力関係を築くことが重要です


松浦 信男 代表取締役社長

経営者データファイル

Nobuo Matsuura's DATA FILE

趣味:武道、フィギュア収集、サーフィン

愛車:日産GTR、コペン

購読雑誌:ホビージャパン、ノスタルジックヒーロー

三重県の中で好きな場所:国府の浜、市後の浜などのサーフスポット

座右の銘:加速度のある人生を!!

好きな本:長いお別れ(レイモンド・チャンドラー)、ライ麦畑でつかまえて(サリンジャー)

好きな映画:多すぎるので最近見た、ガチ・ボーイ

尊敬する人:江戸川乱歩、円谷英二

万協製薬株式会社

三重県多気郡多気町五桂1169-142

TEL0598-37-2088

http://www.bankyo.com/

三重大学大学院博士課程に通われることになったきっかけはなんでしょう

私は、様々なビジネスセッションで講演を行うことが多いのですが、その時三重大学の教授に声をかけていただいたのが最初のきっかけです。三重大学は、今後県内の企業の社員を大学院に積極的に受け入れ、大学と企業の共同研究、共同開発を進めていこうとしていました。また、私がヨーロッパへ行った時お会いした欧米の経営者の方々は、名刺に皆さん博士の学位を書かれていたんですよ。それで、世界で勝負していくためには、経営者という肩書きだけでは駄目だと感じました。そんな事もあって、教授にはまず、社長である私が大学院に通って学位を取りたいと相談しました。まず、中小企業の経営者と大学が協力関係を築くことが、今後の共同研究、共同開発には重要であると考えたんです。また、社長である私が博士号をとることで、従業員にもやれば何事も達成できるんだというところを見せたいと思っています。今後、手を挙げる社員が出てくればサポートして行きたいと思いますね。

2007 年度、三重県経営品質賞優秀賞を受賞されていますが

経営品質賞に取り組み始めたのは、それが、当社の従業員にとっても大きな誇りになると考えたからです。地元採用の社員がほとんどですから、こういった活動で社会的に高い評価を受けることで、良い企業で働いているという自信に繋がると思います。  また、私はサブカルチャーが大好きで、コレクションしているフィギュアを展示した博物館を設置し、映画やドラマのDVD、コミック本などを社員に無料で貸し出すなど、遊び心あふれる福利厚生を整えています。

総合格闘技の祭典「天下一武道会」のプロデュースなど、様々な事業に果敢に挑戦されるのはなぜですか

私は、震災により会社を失い再出発して軌道に乗せるのに必死で、30 代というものを失ってしまったんです。そのため、その10 年を取り戻すため、10 歳若くなろうと決意して体を鍛え始めました。合気道、ボクシングなど格闘技が好きなのですが、その武道を生かして地域活性を計りたいというのが、一番の理由です。私は、皆に大切に、チヤホヤされる社長にはなりたくないですね。自分が、どんどん色んなことに挑戦をしてどんな作用が生まれるのか言わば、実験しています。中小企業経営者というヒエラルキーを壊していきたいんです。やはり、阪神大震災の経験は大きいです。人生最悪の日でしたから。ただ私は、震災をきっかけに、劇的に上昇に転じた人生にしたいと思っているんです。地震で地獄を見ましたが、それを見なかったことにしたり、その地獄にどっぷりつかったりするのではなく、それを機にダイナミックに盛り返し、最高の人生になったと言いたいんですよ。

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