HOME  >  産学官民連携マガジン　Yui−結−  >  守金 大蔵 代表取締役

御社では、水溶性高分子技術を使った 商品を沢山製造されていますが

そうですね、SOLinGEL（ゾルインゲル） という言葉は父（現会長）の造語なんです が、水溶性高分子を用いたパップ剤は、日 本独自の技術なんです。優れた耐熱性・保 形性をもつGEL 剤と、薬物放出性に優れた 基剤をバランスよく融合させた、これまで の貼付剤（テープ剤）とはまったく異なる 技術になります。当社はOEM が中心なの で、オリジナルブランドというのは少ない のですが、他社の多くのブランド商品が当 社で共同開発、製造されています。 　 平成6 年に、大手メーカーとの共同開発 品である冷却シートが爆発的人気となりま して、従業員20 名ほどだったのが社員数 も一気に増えました。私が代表取締役になっ たのは2 年前ですが、今後は会社の体制作 りにもっと力を入れないといけないと思っ ています。

お仕事と研究の両立でお忙しいと思い ますが、気分転換の方法はなんでしょう

大学に通うのが、一番の気分転換になっています。奈良から通うので大変と思われがちですが意外と近いですしね。もともと、手に職を付けたくて大学は薬学部に行ったのです。医科学系は専門ではないんですよ。遺伝子に関することなど、分からない事も多く大変ですが、そういった新しいことを勉強するのも刺激になりますね。それに皆さん、同じ業界の方も多いですが、競合する分野ではないので、ネットワークも広がるし楽しいです。　 あとは、そうですね、旅行には時間を作って行く様にしています。行き先は、携帯に電話がかかってこないように海外ですね。( 笑）南の島でのんびりするのが好きです。時間が取れたら、次はハワイのキラウエア 火山に行ってみたいと思っています。

社長の目標はなんでしょうか

大学院で研究したものを形にして実用化させたいです。市場を動かすような、大きく訴えられるような何かを早く実現させたいです。昔から、「ものづくり」が好きなんですよ。会社から、通わせてもらっていますので、しっかり成果を出さないといけな いですね。