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【連携事例】海藻由来成分の有効利用【イラストマンガで紹介！】
想定される用途
海藻由来の有効成分の探索・活用
想定される連携形態
マリンポリフェノール・希少糖を利用した化粧品開発に関する共同研究
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所属・役職 |
生物資源学研究科・准教授 |
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研究者氏名 |
柴田敏行 | |
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概要
褐藻類は、物量が豊富なバイオマスですが、多くの種は未利用です。いくつかの藻種には、マリンポリフェノールやアルギン酸といった陸上植物には無い有効成分が豊富に含まれています。研究グループでは、マリンポリフェノールの構造と生理機能を解明し、さらにアルギン酸から希少なデオキシ糖（DEH: 4-deoxy-L-erythro-5-hexoseulose uronic acid) の生産にも成功しました。海藻養殖からマリンポリフェノール・希少糖を使用した商品開発まで一気通貫で研究を行っています。マリンポリフェノール・希少糖の機能に着目した商品開発を既に複数社と進めており、今回は化粧品分野での共同研究先を募集しています。
アピールポイント
高純度な希少糖（DEH）を1ステップの工程で生産できるのは、世界でも我々のグループだけです。マリンポリフェノールは、合成の抗糖化剤であるアミノグアニジンを凌駕する抗糖化能を持ち、ビタミンやカテキンよりも抗酸化能が高いこともわかりました。機能性研究だけでなく、市場供給レベルでの生産を目指し、低コストでかつ大量にそれらを製造する方法に関しても現在研究を行っています。
補足資料（動画）
補足資料（マンガ）
↓↓上記研究内容をわかりやすくイラストマンガで紹介しております。是非ご覧ください！
（下記画像をクリックするとマンガ（ファイルサイズ：3.6MB）が表示されます。）
補足資料（スライド）
特許情報
(1)発明の名称：アルギン酸リアーゼ及び当該酵素を用いる不飽和ウロン酸単糖の製造方法、公開番号：WO2017/175694
(2)発明の名称：不飽和ウロン酸還元酵素とアルギン酸誘導体の製造方法、特願2018-034178
論文情報
1. Evaluation of anti-glycation activities of phlorotannins in human and
bovine serum albumin-glyceraldehyde models. Nat. Prod. Commun., 13:
1007-1010 (2018). PDF
2. 大型藻類を対象としたマリンバイオリファイナリー研究の成果と展望－食品化学分野での新展開を目指して．FFIジャーナル，233, 4: 355-366 (2018).PDF
3. Evaluation of anti-glycation activities of phlorotannins in human and bovine serum albumin-methylglyoxal models. Nat. Prod. Commun., 12 : 1793-1796 (2017). ).PDF
4. Development of an analysis method for 4-deoxy-L-erythro-5-hexoseulose uronic acid by LC/ESI/MS with selected ion monitoring. Nat. Prod. Commun., 12: 941-944 (2017).PDF
5. Antioxidant activities of phlorotannins isolated from Japanese Laminariaceae. J. Appl. Phycol., 20: 705-711 (2008). PDF