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2012年更新
カテゴリ
医学・薬学、教育学・心理学・哲学
キーワード
看護学 老年看護学 介護予防 地域ケアシステム 精神神経内分泌免疫学 ストレス 災害時要援護者 災害看護

一言アピール

地域高齢者の健康寿命の延伸を目指した地域ケアシステムの構築、および高齢者や災害時要援護者を対象とした災害対策活動をテーマに、地域活動や研究に取り組んでいます。また、ストレスによる生体への影響を精神神経免疫学的側面から捉え、ストレスへの自他による対処方略の有効性に関する研究に取り組んでいます。


研究テーマ

  1. 地域高齢者の健康寿命延伸を目指した地域ケアシステム構築、地域高齢者を対象とした下肢筋力効果運動による介入効果の検証
  2.  本研究では、高齢者を対象に、下肢筋力強化を目的とした運動プログラムを利用し、介入プログラムへの継続意欲に関連する要因を練りこんだ、地域住民・地域医療・地域保健・地域研究機関の連携に基づく地域ケアシステムの構築とその効果を心理・生物・行動学的に検証し、モデル化することを目指す。
  3. 地域高齢者の防災対策を基盤とした地域防災力強化のためのシステム構築
  4.  大規模地震が予測される三重県南部地域では、高齢化も進展しており、災害発生時から避難所生活環境下における高齢者の被災レベルは計り知れない。そのため、地域の特性に応じた地域防災力の強化においては、災害に伴い生じる問題を最小限に抑えるために、日頃からの健康維持増進・介護予防を組み込んだ、複合的な対策を考える必要がある。本研究では、高齢者を対象とした防災対策に焦点を定め、防災対策の一環として健康維持増進・介護予防を位置づけた上で、地域の特徴とニーズに応じた継続可能な地域防災システムの構築を目指す。
  5. ストレスの精神神経免疫学的研究
  6.  本研究は、急性ストレスおよび慢性ストレス下における心身相関のメカニズムを生物学的指標から明らかにしようとするものである。特に、ストレスが自らによりコントロールできるか否かの要因が、自律神経系、内分泌系、免疫系の反応にどのような影響を及ぼすかを検討することで、ストレスへの適応的対処に基づく健康増進への示唆を得ようとする。

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社会活動

●セミナー等講師
 臨床看護研究に関する研究セミナー(2012)
 三重県看護教員養成講習会(2011,2012)
 三重県志摩市健康福祉部における運動講習会(2011)
●産学連携事業(中部電力)
 災害時要援護者対策支援および介護予防活動の検討(2011~)

応用分野

●医療・福祉分野                      ●災害看護学

論文等

●Matsunaga M, Isowa T, et al., (2011) Psychological and physiological responses to odor-evoked autobiographic memory. Neuro Endocrinol Lett. 32(6), 774-480.
●Matsunaga M, Isowa T, et al., (2011) Association between perceived happiness levels and peripheral circulating pro-inflammatory cytokine levels in middle-aged adults in Japan.)Neuro Endocrinol Lett. 32(4), 458-463.
●磯和勅子(2007.12)地域住民の健康寿命延伸に向けた運動推進策 地域高齢者における日常生活活動量および下肢筋力強化運動の効果 三重県志摩市における取組、トレーニング科学、19(4)、339-344.
●Isowa T, Ohira H, Murashima S, (2006) Immune, endocrine and cardiovascular responses to controllable and uncontrollable acute stress. Biological Psychology, 71, 202-213.
●Isowa T, Ohira H, Murashima S, (2004) Reactivity of immune, cardiovascular parameters to active and passive stress. Biological Psychology, 65, 101-120.
●磯和勅子(2004)看護師の職務ストレッサー、バーンアウトおよび身体的健康問題の関連:質問紙および免疫指標からの検討、行動医学研究、10(1)、25-33.

学会

●日本循環器心身医学会評議員               ●日本行動医学会評議員

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