一言アピール

文学を検証することで、人の心に対する権力作用を明らかにしようとしています。

研究テーマ

●アメリカ自然主義文学に表象されている人の心の構造変化
　アメリカの世紀転換期に出現した自然主義文学には、アメリカ空間がフロンティア時代から資本主義時代に推移することで、人の心が二重化されてきた様が描かれています。研究においては、どのような権力要素がどのように人に作用したのかを解明しようとしてきました。

著書

●｢アタの親族はあなた方を待っている：｢書く｣という行為の目論見｣『異相の時空間：アメリカ文学とユートピア』英宝社2011
●"Steinbeck's Man-Made Man"John Steinbeck's Global Frameworks大阪教育図書2007(共著)
●｢ドライサーのJennie Gerhardt｣『楽しく読むアメリカ文学』大阪教育図書2005(共著)
●"Steinbeck's Ecological Vision"John Steinbeck: A Centennial Tribute Surabhi Publications 2004(共著)
●｢穀物取引所｣：価値生成システムの不可能性『共和国の振り子：アメリカ文学のダイナミズム』英宝社2003(共著)
●｢怒りのぶどう｣：資本システムのオーバーフロー『スタインベックを読みなおす』開文社2001(共著)

論文

●｢アメリカ自然主義文学に表現される人間の心的構造について｣Philologia第39号三重大学英語研究会2008
●｢怪物はHollywoodを笑えるか？：ShrekとBeauty and the Beast｣『人文論叢』第29号　人文学会2007
●Vandober and the Brute:自己増殖する貨幣の流通回路『英米文学』第46巻2号　関西学院大学英米文学会2002

所属学会

●日本英文学会　　　　　　　　　　　　　　　　　　●日本アメリカ文学会
●日本スタインベック協会　　　　　　　　　　　　　●人文学会

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