利益相反の理解のために
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利益相反のマネジメントは、大学や教職員のリスクマネジメントとしての側面があります。リスクとクライシス(危機)は違う概念です。リスクは、マネジメントをすることができます。また、リスクを的確に認識し、その不確実性に適切に対処できる組織は、意思決定を速めることができ、競争力を高め、より多くの成果の獲得を目指せるようになっていきます。
どのような利益相反マネジメント態勢を構築できるかは、大学が対外/対内的な関係の中から生じる状況への対応能力の高さに依存しているといえます。すなわち、利益相反への適切な対応が可能であればあるほど、活動に伴うリスク低減につながります。反対に、対応能力が稚拙であれば、それだけ、管理面を重視した態勢とならざるを得ず、活動のスピードや範囲拡大を阻害する要因となっていくのです。
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