利益相反マネジメントは、社会連携活動を推進するために行われます。教職員の多くは、自らの研究領域について高い専門性をもち、その専門性を用いて、直接的/間接的な社会貢献を行いたいと願っています。
大学が使命を果たしていくためには、教職員による優れた研究教育がなければなりません。そして、社会連携活動、産学官連携活動が、教育研究の中で大きな位置を占めるようになってきた昨今、大学には、新たな関係性の中におかれている教職員の適切な行動を支援する役割が生じてきたのです。
利益相反マネジメントが実効性あるものとして機能するには、教職員が重要性を理解が不可欠です。「管理のための管理」ではなく、「活用のためのマネジメント」が運用されることが関係者同士の良好な関係構築にもつながります。
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