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事例10 大学外部における研究活動と責務相反
 

○大学外部での研究活動の際に、気をつけるべきことを教えて下さい。


キーワード: 共同研究、研究成果の帰属

解説

 共同研究を進める中で、相手先企業等へ出向いて研究を行うことは、産学官連携の実質的な成果を求める上で、重要な行為であるともいえます。しかし、大学に籍を置く教職員は、大学に対する職務遂行の責務を十分に果たすためにも、原則として大学の教職員としての外観にも留意しながら研究活動を実施すべきです。仮に、契約が締結されないまま相手先企業等へ出向き、先方の施設などの利用による研究を実施すると、研究成果の帰属も不明確となってしまいます。さらに、相手先企業への便宜供与とも見られる可能性があります。
 

気をつけよう

・個人的な利害関係の有無を確認しましたか? 研究活動の相手先と利害関係がある場合、「何らかの特別な便宜供与を図っているのではないか?」と見られる可能性があります。

・研究内容について、特許出願前の研究成果等を外部へ流出させる危険がないか、十分に検討しましたか?

・大学外部における研究活動に注力し、授業や学生の指導等他の責務を疎かにしていませんか?


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